前の記事の続きです。

これは、20年間かけて磨いてきた私なりのコツです。

特に、塾を開業してから5年間で進化してきたと思っています。

この塾にいると、一人の生徒を教えているのは私一人ですから、

おそらく、学校の先生方よりも、その子の「学力」に関しては把握できていますよ。

そして、お母さん方よりも「なぜその学力なのか」を分析できていると思います。

そんな私が、テスト対策の時などに生徒たちからたくさん質問を受けるのです。

この時こそ、私の本領発揮です。

「えっ?先生、やっぱり授業の時にわかりやすい解説をするように、生徒たちにもわかりやすい懇切丁寧な解説をされるんですよね?」

いいえ!!しません。

おそらく、結構不親切だと思いますよ。

例えば中1数学・空間図形の表面積の問題…

生徒「先生、この図形の問題がわからないのですが?」

北野「おー、どれどれ。

うーん、この円柱、まず表面積を求めるにはどうしたらいいの?」

生徒「う~ん…、展開する。」

北野「そうだね、どんな図形が見える?」

生徒「う~ん…、円とおうぎ形」

北野「おぉ、わかってるじゃん。それぞれの公式言える?」

生徒「円はπr2乗、おうぎ形は◎×△◆…」

北野「それなら解ける、もう少しじっくり考えてごらん」

別の生徒が同じ問題で質問にきました。

生徒「先生、この図形の問題がわかりません…」

北野「おー、どれどれ。

う~ん、この円柱、表面積を求めるにはどうしたらいいの?」

生徒「え?わかりません」

北野「この前のノート持っておいで。」

生徒「あっ、はい…」

生徒がノートをとってくる。

北野「1月30日の数学の授業のページを開いてごらん」

パラパラ

生徒「あ…似た問題」

北野「それを30秒見てから、ノートを閉じてもう一度解いてごらん」

生徒「わかりました。」

もうお判りでしょう。

自分で考えさせるんです。

何でもかんでも教えていたら、頭が働かない。

自分自身で答えのヒントを探し、それを身に着けていく過程において

「自学」ができるようになるんです。

適度に人を頼ることは大切です。

しかし、すべてを人に頼るような子になってしまうと

考えることをやめてしまいます。

私は、生徒たちを考えさせなければなりません。

だから、その子の習得状況によって、考えさせる手法を変えて対応しています。

それが、おそらくキャリア10年未満の先生とキャリア20年の私の違いの一つでしょう。